公平という考え方【1】
道(みち)=タオTao

老子先生
おお、老子先生から厳しいお言葉がでてきました。

ミコ ちゃん
ミコちゃんがするどくツッコミます。

老子先生
うーん。今日の老子先生のお言葉は「道(みち)=タオTao」と呼ばれる、思想の根幹的な考え方です。簡単には説明できないです。先生!お願いします。

老子先生
えー。それだけですか?もうちょっとお願いします。

老子先生

ミコ ちゃん

老子先生
ちょっと困った状況になってきました。老子先生には細かく説明する気が無いみたいです。

老子先生
どうも平行線になっています。
老子先生がおっしゃる万物というのは世界全体をあらわしています。
色々と調べてみましたら、宇宙の誕生から今までの年月を1年間>という期間であらわしてみると、太陽と地球が出来たのは8月31日だったそうです。

そして、人間の祖先であるホモ・サピエンスが地球上にあらわれたのは12月31日の23時52分19秒あたりだそうで、
時間で言うと40~20万年前だそうです。
でも、宇宙の誕生からすべてのものを老子先生がおっしゃった「道(みち)=タオTao」が作りあげたものだとしたら、人間を作り出すためにこんなに長い年月が必要だったのでしょうか?
本当に必要ならもっと早く作っても良かったのではないかな、こんな終わりの時期にちょろっと出現したもののために、万物を作り上げた創造主が全エネルギーを注ぐものかな、と勝手に思っちゃいます。
なんか、言い方が悪くてもうしわけないですけど、肉を茹でた時にできる灰汁のような感じで、ちょっと吹いたらどっかに飛んでいってしまいそうです。
平等という考え方
万物を作り上げた創造物「道(みち)=タオTao」は自然より人間を大切にしないし、人間より自然を大切にするようなこともない。
万物全てに平等に、公平にエネルギーの流れは与えられる、と説いています。
種に水分が加わった時に自然に発芽する。
そんなプログラムを作り上げた創造主「道(みち)=タオTao」は、同じようなプログラムで人間を誕生させました。
すべては平等だ、というのが老子先生の基本的な考え方です。