寅卯天中殺の特徴
寅卯というのは「東」がかけている天中殺です。
東というのは「現実の未来」という意味があります。
現実の未来とは、仕事や勉強への取り組みかたとか、母親、兄弟、友人関係の将来をあらわすものです。その、東があらわすものとの縁が薄くなる、ということなので、仕事や勉強、母親、兄弟、友人との縁が薄い、とみます。
縁が薄いとは、仕事や勉強に熱中できないとか、母親、兄弟、友人との人間関係が親密なものになりにくい、という感じになります。縁が薄くなるものとは反対に、「現実の結果」や「サポートしてくれる人」との縁が強くなります。
弱くなる方向の反対方向である「西」が強くなり、西があらわす「現実の結果」や「サポートしてくれる存在」との縁が強くなるのです。
目的があると、目的をかなえるための知恵や手段に恵まれて「結果を出せる」人となり、困ったことがあってもサポートしてくれる「人や組織」から助けられます。
このように、学校や職場など社会的な場所より、
個人的な集まりや家庭的な場所で、力を発揮することができる、
というのが寅卯天中殺の特徴です。
性 格
寅卯天中殺を持つ人は強い現実的な生活力を持っています。何事においても積極的です。
普通なら迷ったりする場面でも、まずはやってみよう、と行動します。
行動力があるのは良いことなのですが、パワー全開での行動は脇の甘さを生み、「大丈夫だろう」などと楽観的な計画で、本当なら成功するはずの計画で壁にぶつかる、というようなことがあります。
予定通りにことが進まなくなっても、まわりにいる誰かが手助けしてくれる愛嬌の良さがチャームポイントです。
恋 愛 観
寅卯天中殺を持つ人は大恋愛を経験したのち、結婚する傾向があります。
恋愛関係を楽しむことができる才能を持っています。一途に思いつめるような恋愛ではなく、恋愛関係を楽しめる能力です。
楽しさを感じられない相手とは長続きしないでしょう。
恋愛関係を十分に楽しんだあと、結婚を意識し始めます。寅卯天中殺を持っている人は家庭生活を大切にしたい気持ちが強いので、自分と一緒に人生を歩む人を大切にすることができるのです。
幸 運 期
寅卯天中殺の
運勢バイオリズム(年と月)
幸運な期間は未年から戌年までの4年間です。
月でいうと、毎年7月から10月までの運勢が良くなります。
運勢が上昇する未年にエネルギッシュに活動して人間関係に広がりを持たせることができると、申年、酉年で社会的に認められるようになります。
申年、酉年の2年間は経済的にも恵まれ、愛情にも恵まれます。
酉年に続く戌年は安定した運勢になり、人生を楽しむことができます。
注意する時期
寅卯天中殺の特徴は、寅年と卯年の天中殺の期間に新しいことを始めたり、積極的な経済活動をしても失敗したようには見えないことです。
天中殺が明けた辰年に運勢が上昇して、天中殺時期に始めたことが順調にすすみ、天中殺の影響を感じられません。
ですが、巳年に入ると一気に運勢が降下し、天中殺時期よりも運勢が乱れる期間が午年までつづきます。
月でいうと、毎年5月から6月までが、要注意の時期です。
災いを
好転させる過ごし方
あせらずのんびりと過ごす
寅卯天中殺をもっている人は、あせらず、ゆったりとした環境で良さを発揮できます。
天中殺になって何かトラブルが起きた時はあせらずにゆっくりとした気持ちになって、からまった糸をほぐすように、一つ一つ問題を解決していくようにすると、災いを好転させることができます。
冷静は判断力でトラブルの原因を見つけ、優先順位をつけて一つ一つ解決していくと良いでしょう。