午未天中殺の特徴
午未天中殺というのは「南」がかけている天中殺です。
南というのは「精神の未来」という意味があります。未来に向かって前向きな気持ちで進んでいくと何故か壁にあたるような出来事にあいます。
前向きに行動するとか、未来を先取りしていくようなやり方は向いていないのです。
午未天中殺の人が能力を発揮するのは、過去の実績をもとに行動する、物事を整理してまとめ上げる、という動き方です。
南がかけている午未天中殺は部下や後輩か、子どもか、どちらかとの縁が薄くなります。会社に入って仕事をしていき、部下を持てる立場になったときに、役に経たない部下なら自分の身近にいることになります。
反対に、優秀な部下が身近にいたら、すぐに栄転などで他の部署に移動することになったりするのです。子どもとの関係では、子どもが早くから自立して家を出て一人暮らしを始めたりします。
部下や後輩との縁が薄いということの反対に、上司や実力者からの引き立て運を持っています。
仕事のことで困った時には援助の手が差し伸べられたりします。
午未天中殺の人は事業を盛り立て、家業を繁栄に導いたあと、そのすべてのことを締めくくる役割を持っているので、その役割をきちんと果たすために、現実を上手く生きていける運の良さを持っているのです。
結婚しても生家を気にして、義理の両親だけでなく自分の両親も一生面倒をみるような気持ちが自然にわきあがってきます。
午未天中殺の人が良い運勢をつかむためには、その役割を果たすことがもっとも大切なことになります。
家系の最後をまとめ上げる役割を守る限り、運勢は良い状態になるのが午未天中殺の特徴です。
性 格
午未天中殺を持つ人は落ち着いた外見を持っていますが、内面は神経質で、繊細な性格です。
頭も良く、プライドも高く、孤独を感じています。周囲の人と気軽に付き合うようなことはできません。
部下や目下の立場になる人からなかなか理解してもらえない苦悩もあり、自分を盛り立ててくれるような人にも恵まれません。
でも、自分の世界をもっているので、人付き合いが少なくても不満に感じることはありません。
自分の知性を満たすものが自分の身の周りにあることで満足できるのです。
仕 事 運
午未天中殺を持つ人が仕事をする時に頼りにするのは、過去の実績、成果です。
あやふやな予測では動きません。経験を積み上げて行くことで能力を発揮します。
仕事で新しい企画が持ち上がって活動を始めたあと、色々なトラブルが原因で、なかなか企画が進まない時、皆のテンションは下ります。
でも、午未天中殺を持つ人は皆のテンションが下がった中で1人だけ地道な努力を続けて結果につなげていくことができます。
色々な困難をさまざまな手をつかって解決する方向に持っていくことができるので、仕事に関しての評価はとても高くなります。
仕事の適職としては、知性を必要とするものが合っています。
集中力があり、のめり込み気質を持っているので研究者としての資質を持っています。
クールな性格でどんな時にも自分を見失わずに周囲の状況を冷静に観察しながら進むことができるので、動きに無駄がなく、最短距離で目的を達成することができます。
緻密な思考力と冷静な分析力を持ち、凝り性で好きなことに関してはとことん熱中するので、専門的な技量を身に付けることができます。
人生の流れ
午未天中殺を持つ人は、子どもの頃は恵まれた家庭で育つほうが自分の進むべき人生を目指すことができます。
午未天中殺の人は晩年に向けて知的な世界を目指すようになるのですが、生育環境が恵まれていた場合は自分の身体を限界まで使うような活動をする必要があります。
スポーツでも身体を使った仕事でもどちらでも良いのですが、身体を酷使するような経験をすることで精神的な活動をするようになります。
現実的な生活を送りながら精神的な満足を求めるようになるのです。
子どもの頃の環境が恵まれていなかった場合、精神的に傷つくことが多くなるのですが、特別な努力をしなくても学力が伸びたり、才能がみとめられるようになります。
午未天中殺を持つ人は「末代運」というものを持っているので、もともと良い運を持っているのです。
末代運というのは、すべてのことを締めくくり、後始末をする役割のことです。
事業をしていたとしても後継者に恵まれないなど、自分が1つの区切りとなる役割を持っています。
環境の変化や運気の流れに合わせて最後を締めくくる役割を持っているので、家族の中でも一族の最後を見届けるような感じで大往生を遂げる長寿に恵まれる運勢です。
幸 運 期
午未天中殺の
運勢バイオリズム(年と月)
幸運な期間は寅年から巳年までの4年間と、申年から酉年までの2年間です。
月でいうと毎年2月から5月までと、8月から9月までの運勢が良くなります。
申年から酉年の2年間で、仕事や生活で大きな変化があらわれます。
この2年間で転職したり、独立の準備を始めると良いでしょう。
引っ越しをしたり、人間関係にも広がりが出るなど、変化があります。
子年から運気が上昇しますが無理をせず慎重にことを進め、寅年から巳年までの4年間続く強運の時期を活用するといいでしょう。
注意する時期
戌年と亥年に運勢が乱れる傾向になるので、状況に振り回されないように注意しましょう。
月でいうと10月と11月です。
受ける影響
午未天中殺としてあらわれる影響は、自分より立場が下の者が引き起こした問題が自分に関係することになります。
部下が起こした仕事でのトラブルの責任を取らされたり、尻拭いを扠せられるようなことになるのです。
ダメージを少なくする方法として、部下が起こしたトラブルを責任を持って対応すると、上司としての株があがることになります。
家庭では子どもに関係したことで波風がたちますが、親としての責任を持って適切に対処することで問題を大きくせずにすみます。
適切な対処をすることで天中殺の影響を少なくすることができるのも、午未天中殺が持っている運の良さです。
亥年では体調を崩しやすくなるので注意が必要です。
戌年で体調の変化を感じたら、病院で早めの検査を受けられることをおすすめします。
災いを好転させる
身の丈にあった過ごしかた
午未天中殺をもっている人は、身の丈にあった過ごしかたをすることで災いをさけることができます。
何かトラブルや問題がおきたとき、実力以上のことをしていないかわが身をふりかえってみることが大切です。
身の丈にあった過ごしかたをしているときには、目上の人から可愛がられます。
でも、身の丈にあわない生活、実力以上の活動を続けていると、いつの間にか応援してくれる人がいなくなってしまいます。
まわりから期待されても頑張りすぎないようにして、自分の身の丈にあった過ごしかたを心がけることで災いを好転させることができるのです。