占い師を長く続けるための考え方

等価交換の意識が必要

最近、占い師になりたいという方とお話する機会が多いので、占い師を長く続けていくために気をつけたほうが良いと思うことを書いていきます。

まず、占いをする大前提は、「占って欲しい人」を占う、ということです。占いの勉強を始めたばかりの頃は、誰かれなくたくさんの人を占いたくなります。

占っても良いのですが、占いを希望していない人に押し付けるように占いの結果を伝えるようなことをしてはいけません。自分の胸にしまっておきましょう。

あくまでも、聞かれたときに必要な分だけ回答する、という姿勢が大切です。

占いの結果を受け入れる心の準備ができていない人に勝手に占った結果を伝えるようなことをすると、場合によっては心のダメージを与えることになりかねないからです。

それと、占って欲しいと言ってきた人に対して、教科書に書いてあることを何でも伝えて良いわけではありません。

算命学というのは古くからある占いなので、今では通用しない考え方があります。教科書に書いてあるからといってそのままを伝えるようなことをしても、悩みの解決につながらないことがあります。

占いの教科書やテキスト、本などに書かれている内容をそのまま伝えるのではなく、悩みを解決するために必要なアドバイスを相手の反応をみながら最適だと思える言葉で伝えることが必要なのです。

占って欲しい人に必要な分だけアドバイスし、その対価をアドバイスに見合った分だけいただく、等価交換のやり方で占いを続けていくと、占いの仕事を長く続けられると思います。

無料占いは相手を選ぶ

占いを勉強してある程度知識がついたとき、無料で鑑定させていただく機会があると思います。

でも、頼まれたときに嫌な感じがする人の鑑定は断った方が良いと思います。嫌な感じをもつ、ということは、気が合わないということです。

気が合わない人は、話が通じにくく、鑑定した結果を伝えても満足な結果にならないことがあるので、あまり勉強になりません。

占い師としての自信を失うかもしれないので、始めは気心が知れた人を鑑定させてもらうと良いでしょう。

無料で鑑定する時に受け取る対価は、占いをする相手から、考え方や人生経験など、その人が生きてきた内容を教えてもらうことを対価として、ありがたく受け取ると良いでしょう。

アドバイスに見合
わない対価を受け取らない

占い師を長く続けていくには、自分の能力以上の活動をしないことが大切です。自分では回答できないことを相談されたときは、依頼をお断りしましょう。

アドバイスの内容に見合わない対価を受け取ると、相手の不満の気を受け取ることになるので、あまり気持ちの良いものではありません。

小さな不満でも、積もり積もれば、大きな不満の気の塊となって、ダメージを受け取ることになります。ですので、できないことは無理せずお断りしましょう。

自分の墓穴を掘る占い

占い師として一番ダメージを受けるのは、占いで伝えたアドバイスより過剰な対価を受け取り続けることです。

怖がらせて定期的に来るように仕向けるとか、依存させるというようなことでたくさんの対価を手に入れるようなことをしていると、怖がっている人の気や、不安を感じている人の気をたくさん受け取ることになるので良くないのです。

自分で自分の墓穴を掘っているようなものです。

一時的にたくさんのものを手に入れたとしても、良くない気が自分の手元に残っているかぎり、だんだん調子が悪くなってきます。

そうならないために、等価交換の意識を持ち続けることが大切なのです。