こんにちは、ねうしです。
この記事は、算命学という判断基準をつかって鑑定した内容を紹介する記事です。
算命学は、東洋に古くから伝わる運命学です。生年月日をもとに、十干十二支や五行などの要素をもちいて、性格や才能、人生の傾向などを分析します。
この記事では、公開鑑定にご応募いただいたご質問に回答するかたちで、人生をより深く理解し、より良い未来を築くためのヒントをお届けします。
公開鑑定のご質問
今回の公開鑑定のご質問内容です。
・自分自身を知り、これからの人生に活かしたいです。
約2年前に身の回りの整理をしました。理由は人間として生きて行くのに疲れたからですが、留まった理由は死がとても身近に感じてしまい『今ではないな。』と思ったからです。
それから精神科に通い発達障害(ADHD、ASD)や併発した双極性障害がわかり、躁状態が続いた結果が身の回りの整理だと知りました。
対人関係はやはり自身の石門星のおかげか若さやノリで楽しく過ごせた時期はありました。ですが、長期的な関係構築が出来ず、人との距離感もイマイチ分からず人が離れて行くことが多かったです。現在も人とどう接していいかわからず困っています。
そんな時に知人から算命学を教えてもらい、シンプルに面白いと思い独学でたまに勉強しています。
ねうしまりさんのサイトも見やすいので参考にさせていただき、表面ぐらいは見られるようになりました。
ですが、このままでは不安しかないのでプロに見ていただき本当の自分を知り、今後の人生に役立てたいと思い依頼しました。
なつみかん さま
自分自身を知り、これからの人生に活かしたい
自分自身を知りたい、ということですので、算命学的な考え方で、なつみかんさんについて、解説していきたいと思います。
五行図
上の図は、なつみかんさんの誕生日の干支を、絵にした図です。
土性が2つ、水性が2つ、金性が2つ、あります。
水の性質をもつ人の特徴
なつみかんさんの本質をあらわす五行は水性で、大河や海のような、大量の水となります。
真冬に誕生した水性
水性の人は、上記のような性質を持っているのですが、
なつみかんさんが誕生した季節は真冬です。
真冬は水性が強くなる季節です。
ですので、水性の性質を、強く発揮できる力をもっている、といえます。
でも、
理不尽な圧力でせき止められるようなことが長く続くと、強い力をもっているがゆえに、強く、水があふれだす場合があります。
理不尽な圧力の例として、
上記のような理不尽な圧力を受け続けた場合、水性がもつ本来の性質が、ゆがんだかたちで、出てくる可能性があります。
上記の例のように、水性がゆがんだかたちで、出てくる場合がありますが、それは、環境によって変わります。
- 自分の良さを活かせる環境
自分の能力や才能を発揮できる環境で育つと、自信がつき、自己肯定感が高まります。 - 自由な意思や自発的な活動を尊重する環境
自分の意見や行動を自由に表現できる環境で育つと、自立心が育ち、主体的に行動できるようになります。 - 健やかな成長を見守る環境
温かく、安心できる環境で育つと、他者への信頼感や社会性などが育ちます。
これらの環境で育つと、人は自分の感情をコントロールする能力を身につけ、感情を爆発させることなく、健やかに成長することができます。
ですので、
約2年前に身の回りの整理をしました。理由は人間として生きて行くのに疲れたから
「身の回りの整理をしました。理由は人間として生きて行くのに疲れたから」となつみかんさんはおっしゃっていますので、おそらく、それは、水性の性質がゆがんだかたちで出てしまったのではないかな、と考えました。
「約2年前に身の回りの整理をしました」を考える
ご質問のなかで「約2年前に身の回りの整理をしました」という部分があります。なぜそんな感覚になったのか、算命学的な考え方で考察していきましょう。
子丑天中殺の影響
なつみかんさんの宿命の天中殺は、子丑天中殺です。
子丑天中殺というのは、北という方位の要素が欠けている天中殺です。
北というのは、「親、目上」という意味があります。
父親や、先祖、学校では先生や先輩、社会に出てからは組織の上司や目上の立場にいる人からの引立て運が薄くなる、というのが特徴です。
目上の立場にいる人からの援助や引立てが少ないので、自分の力で生きる道を探し、自分で人生を切り開いていくことになります。
https://neushidou.net/neushi-1/
上記のように、子丑天中殺の人は、幼少期の困難をのりこえて自立心と責任感をやしない、もともともっている問題解決能力と、強い精神で、自分の足で立って歩いていけるようになるのです。
あくまでも、自分でなるのです。
生月天中殺で感じる不安
子丑天中殺とは、親元から離れて生活を始めることで自分の運勢がスタートするのですが、なつみかんさんの誕生月は「子」であり、生月天中殺、となっています。
生月とは、現実の生活の中での自分の居場所や、心をささえるものをあらわしています。
その生月が天中殺の影響を受けているので、自分の居場所が安心であると確信がもてず、心の支えになる信念が、育ちにくいのです。
安心できる居場所とは、自分を受け入れてくれる人がいる場所、自分が自分らしくいられる場所、自分が安心して過ごせる場所です。
安心できる居場所で育まれる信念には、自分は価値があるという信念、自分は愛されているという信念、自分は大丈夫だという信念などがあります。
生月中殺で感じる不安は、
- 将来に対する不安
- 自分の人生に対する不安
- 人間関係に対する不安
- 社会に対する不安
などで、不安の原因となるものは、
- 自分の価値観や信念がない
- 自分の強みや弱みを理解していない
- 自分の目標や夢を持っていない
- 自分自身に自信を持っていない
- 周囲に流され、自分の意見を言えない
- 自分で決断し、責任を持って行動できない
- 自分の居場所がわからない
- 何をすれば良いのかわからない
など、自分自身の形成が不十分であることが、不安を感じる原因となります。
約2年前に身の回りの整理をしました。理由は人間として生きて行くのに疲れたから
身の回りの整理をした要因として、
なつみかんさんは、真冬の水という強いエネルギーをもちながら、エネルギーを発揮する方法を十分に習得できないまま、子丑天中殺という、目上の人に恵まれない影響を受けて、人間関係に疲れ果ててしまったから、ではないかな、と、考えました。
「留まった理由は死がとても身近に感じてしまい『今ではないな。』と思ったからです。」を考える
上の円グラフは、なつみかんさんの宿命の五行の割合をあらわしています。
なつみかんさんの基本的な性格や本質をあらわす五行は、水性で、全体の25%です。
水を生み出す金性は36%、水が生み出す木性は7%です。
受け取るものが多くて、出すものが少ない場合、処理しきれないものを抱え込んでしまう可能性があります。
自分のなかで、処理できないものを抱え込み続けることはストレスになります。
留まった理由は死がとても身近に感じてしまい『今ではないな。』と思ったからです。
ストレスを感じていらっしゃったから、「身の回りの整理をしました」になったと、思うのですが、「留まった」のは、2022年から、金性の数値が減り、木性の数値が増えたことが要因の一つでは?と、考えています。
上の円グラフは、なつみかんさんの宿命の五行に、現在の10年運気と2024年の年運の五行を加えた割合の図です。
下の図は、2024年の金性と水性と木性の相生関係の図です。
金が水を生み出し、水は木を育てる。五行のバランスがよくなり、よいかたちで流れています。
よいかたちで流れていると、次になにをしたらよいのか、思い浮かべることができます。未来への希望が生まれやすいのですね。
このようなよい流れになっているのは2022年からなので、留まることができたのではないか、と考えました。
「死がとても身近に感じてしまい」となった理由は、すいません。ちょっと、わかりませんでした。
「長期的な関係構築が出来ず、人との距離感もイマイチ分からず人が離れて行くことが多かった」を考える
人間関係が続かない理由を考える
月年の害
なつみかんさんの宿命の十二支に、「害」という関係があります。
- 年の十二支は、現実社会での活動や行動
- 月の十二支は、心(気持ち)
を、あらわしています。
つまり、なつみかんさんの心と現実社会での活動や行動が、害の影響を受けているのです。
害とは、自然に流れて行かない関係です。
不自然な流れになるので、横道にそれたり、流れが止まったりします。
不自然な流れを日常生活におきかえると、
- 自分の気持ちとは違う行動をしてしまう
- 思ってもいないことを言ってしまう
など、
気持ちと一致しない言動があらわれやすい、ということになります。
仲の良い関係を続けたいと思う人に対しても、自分の気持ちを正直に打ち明けられない、素直に行動できない、ということで、人間関係が続かない、のかもしれないですね。
では、害の影響を、どのように改善したらよいのか、紹介します。
算命学の位相法には、害の反対の影響をおよぼす、「支合の関係」というのがあります。
支合の関係の行動パターンをまねることで、害の影響を減らしていく、という方法です。
日月の刑
なつみかんさんの宿命の十二支に、「刑」という関係があります。
- 月の十二支は、心(気持ち)
- 日の十二支は、物事の結果、プライベート、家族
を、あらわしています。
つまり、なつみかんさんの心と、物事の結果、プライベート、家族、が、刑の影響を受けているのです。
刑とは、反発する関係です。
なつみかんさんの心と、物事の結果、プライベート、家族は、反発する関係になっています。
十二支としては、戌と未の関係になるので、目上の人に対して反発する心、という関係です。
刑とは、アンテナのようなものなので、上からものを言うような人に敏感に反応し、反発する心が生まれます。
では、刑の影響を、どのように対処したらよいのか、紹介します。
目上の人への不信感、上からものを言う人への反感は、誰にとっても抱えやすい感情です。これらの感情を完全に消し去るのは難しいかもしれませんが、上記のような方法を実践することで、少しずつ改善することができます。
なつみかんさんが求めるもの
陽占で止まる星
下の図は陽占です。
陽占とは、人間関係のなかであらわれる、性格や行動の表面的な部分をみるものです。
陽占の星を五行におきかえて、五行の気の流れが止まる星から、なつみかんさんが求めているものをみていきましょう。
龍高星と玉堂星は水性。
石門星は木性。
調舒星は火性、司禄星は土性です。
龍高星と玉堂星の水は、石門星の木に流れ、木が燃えて調舒星の火になり、火は司禄星の土になる、という流れになります。
司禄星で流れが止まる人の特徴は、
- 安定志向で、地に足のついた堅実な生活を好む
- 計画性があり、コツコツと努力を重ねて、着実に目標を達成する
- 周囲の人を大切にする、責任感と協調性がある
- 変化を嫌い、現状維持を望む
など、ものごとを、まとめあげる土性の性質が、性格としてあらわれます。
陽占天中殺の影響
生月中殺があると、陽占の中央と南の星に天中殺の影響がでるので、それを見ていきましょう。
中央の石門星と、南の龍高星が、天中殺の影響を受けています。
石門星中殺
石門星には、兄姉、弟妹という意味があり、自分の分身のような人に対して親近感を感じます。
石門星をもっている人は、自分と似たようなものに親近感を感じる、似たような世界を好む、自分と同じものを求める傾向があります。
https://neushidou.net/jyuudaisyusei/#toc2
その石門星が天中殺の影響を受けると、人を判断する感覚がにぶります。
極端な例でいうと、好きでもない人と付き合ったり、好きな人なのに距離を感じたりします。
石門星中殺の活用法
石門星中殺をうまく活用すると、
- 意にそわない人との間で人間関係の錬磨が積み重ねられ、現実的に苦しい思いをしながら精神的に高度な悟りを得る
- 精神世界の中で自分の目的を見つけだし、宗教や無形の世界で才能をいかす
など、石門星中殺をもっている人は、精神的に大きく成長することを目指すとよい、ということになります。
龍高星中殺
龍高星には、習得の本能、創造と破壊の両面を所有、という意味があり、興味を感じたものを深く掘り下げていく習性をもっています。
龍高星をもっている人は、自由にこだわります。自分が興味を感じるものや、おもしろいと感じたものを自由に体験したい、触りたい、触れ合いたい、と思います。
好奇心、探究心が強く、自分が興味を感じた対象を深く掘り下げていきます。学校の成績に繋がらなくても、仕事の役に立たなくても、面白いと感じると専門的な知識を身につけ、自分なりにそれを深めていきます
https://neushidou.net/jyuudaisyusei/#toc9
その龍高星が天中殺の影響を受けると、自分がつくり出したものを壊したくなる衝動にかられることがあります。
- 完璧主義
自分が作り出したものに完璧を求め、少しでも気に入らない部分があると、壊したくなってしまう - 自己否定
自分の能力や価値を信じられず、自分が作り出したものが価値がないと感じてしまう - 過去のトラウマ
過去の失敗やトラウマによって、自分が作り出したものが否定されることを恐れてしまう
など、理由はいろいろありますが、自分がつくり出したもので満足が得にくいので、物でも、人間関係でも、つくっては壊し、つくっては壊し、を、くりかえします。
龍高星中殺の活用法
龍高星中殺をうまく活用すると、
- 孤独から始まり、孤独に返る
- 家族間の不和や、精神的な安住がないことをハンディだと感じない
など、龍高星中殺をもっている人は、孤独であることを受け入れ、嫌だと感じる人とは、家族であっても付き合わなくても良い、ましてや、他人と仲良くなれなくても良い、どこに行っても一人を楽しめる。そんな人間になることを目指すとよい、ということになります。
宿命天中殺をもつ人の開運法
大活躍している人のなかで、宿命天中殺を持つ人はたくさんいます。
芸能人や、政治家、起業家など、変化を恐れずに挑戦しつづけ、大きな成功を収めた方が、たくさんいらっしゃいます。
天中殺の影響とは
天中殺の影響というものを説明すると、
天中殺の影響とは、行動や考え方に上限と下限がなくなる、現象をあらわしています。
- 上限がなくなると、能力以上のことをやりすぎてしまう危険があります。
- 下限がなくなると、能力がありながら、やらずに時間だけがすぎてしまう場合があります。
でも、行動や考え方に上限と下限がなくなる、という天中殺の影響の、プラスの面を有効に活用すると、
- 行動の上限がなくなることで、人よりも多く努力できる
- 考え方の上限がなくなることで、大きな夢をもつことができる
と、なります。
自分を信じる力、夢を描く力、努力を続けることができる力を、宿命天中殺をもっていない人以上に、宿命天中殺がある人は、持っている、ということになります。
人が持っていない力を、自分はもっているのだ、と思って、開運につなげていただければ、と、考えております。
なつみかんさんにとっての開運法
水性の性質の活用
なつみかんさんの本質をあらわす水性の性質には、以下にあげる才能や能力があります。
- 水のように変化自在。どんな環境にも溶け込む適応力
- 海のように深い心。誰にも真似できない包容力
- スケールの大きい夢と実行力
- 川のように力強く。どんな困難も乗り越えるバイタリティ
- 自由を愛する魂。型にはまらない生き方
- 堤防のような支えがあれば、才能がさらに開花する
このように、なつみかんさんは、変化を恐れず、常に新しいことに挑戦し続けることができる人です。深く考え、大きな心で人を包み込み、大切な人を幸せにする力を持っています。
真冬に生まれた水性には、つねに、強いエネルギーがわきあがってくるはずです。
その、強い水性のエネルギーを、プラスの方向で使うようにすることが、水性の性質の活用になります。
子丑天中殺の活用
子丑天中殺の人は、父親や、先祖、学校では先生や先輩、社会に出てからは組織の上司や目上の立場にいる人からの引立て運が薄くなる、というのが特徴です。
目上の立場にいる人からの引き立て運が薄い、ということは、
目上の立場と反対の、目下の立場にいる人との縁が濃くなる、ということになります。
後輩や年下の人など、なつみかんさんより立場が下のポジションにいる人とのつながりをもつことで、才能や能力を発揮できる居場所にたどりつける、ということになります。
不安の経験を活用
なつみかんさんは、真冬の水という強いエネルギーをもちながら、エネルギーを発揮する方法を十分に習得できないまま、子丑天中殺という、目上の人に恵まれない影響を受けて、人間関係に疲れ果ててしまった経験をお持ちです。
不安を経験しているなつみかんさんは、不安を持つ人へ、メッセージを届けることができます。
- 自分の不安を表現することで、自分自身を理解する
- 自分の不安を理解する過程を、ブログやSNSでシェアする
など、宿命天中殺の影響である、人よりも深く掘り下げて考えることができる力をつかって、自分が感じている痛みや、苦しさを、作品に昇華することを、試してみるのはいかがでしょう?
作品を通して、
- 自分自身の感情を整理し、理解することができる
- 同じような痛みや苦しみを抱える人に共感を与えることができる
- 痛みや苦しみを乗り越えるためのヒントを与えることができる
など、さまざまな効果が期待できます。
現在の五行の安定を活用
2024年のなつみかんさんの五行バランスは、よいかたちで流れています。
よいかたちで流れていると、次になにをしたらよいのか、思い浮かべることができ、未来への希望を感じることができます。
未来への希望を感じることができる時期を活用して、新しいことを始めるといいと思います。
陽占で止まる、司禄星を活用
陽占の流れが司禄星で止まる人の特徴は、
- 安定志向で、地に足のついた堅実な生活を好む
- 計画性があり、コツコツと努力を重ねて、着実に目標を達成する
- 周囲の人を大切にする、責任感と協調性がある
- 変化を嫌い、現状維持を望む
など、ものごとを、まとめあげる土性の性質が、性格としてあらわれています。
新しく始めたことを、コツコツと、なつみかんさんのペースで、続けていかれることが、司禄星という星を輝かせることであり、ご自身の星を活用する、ということになります。
以上で回答は終了です。
なつみかんさん、がんばってください!
応援しています!!
公開鑑定のご利用ありがとうございました。