調舒星との付き合い方
陽占の中心星が調舒星
調舒星(ちょうじょせい)は火性の陰です。
焚き木、ロウソク、電灯をあらわします。
つまり、自分を明るく表現するには材料が必要な人です。
木がないと焚き木はなく、ロウがないとロウソクは火が灯らず、電気がないと電灯は明るくなりません。
陰の気を持つ人は、自分の気持ちとピッタリ合う世界を求め続けてしまう性質を持っていて、磁石が砂鉄を引き寄せるように、自分に寄り添って、自分を否定しないものをそばにおきたいと思います。
それはあまりにも本能的な要求なので、本人は意識したことがないかもしれません。
調舒星を持つ人はいつも、どこかにあるはずの自分の理想郷と巡り合うことを求めています。
自分の事を理解して、自分が言いたいことをわかってくれる人がいて、自分の力を発揮できる仕事がある、そんな環境を誰よりも、なによりも求めているのです。
自分を理解してくれる人が自分のエネルギーの元になるのになかなか見つからない、そんな鬱憤がたまりにたまり、調舒星は自分を否定する人に対して過敏に反応します。
過敏に感応するだけでなく、未来永劫恨みに思うようなところがあります。
こんなデリケートな気持ちがおさまるのは、環境や経験によってかわりますが、中年期以降でしょうか。
完璧な美意識
デリケートな気持ちを持つ、ということは感性が人より優れていることになります。
美醜にこだわり、完璧を求め、わずかな違いも感じ取ることができる感受性です。
自分を美しく保つ美意識があり、自分が美しいと思う物を作り出す器用さと創造力を持っています。
自分の感性を認めない者、理解しない者に対して心を閉ざすようなところはあります。
自分の感性を持て余してしまわないために、作品として生み出す作業をするとか、行動しないと感情が内にこもるようになり、人間関係を自分から絶ってしまうことになりかねません。
火性の本能は伝達することなので、自分の思いを吐き出す場を持たないとやっていけなくなるのです。
自分の感情を吐き出す場所ある、受け止めてくれる人がいる、ということが調舒星にとっては大切なことになります。
調舒星を彼に持つなら、彼を否定してはいけません。
世界中の人が彼を非難したとしてもあなただけは彼を全力で信じてあげてください。
どんなことを彼がしでかしたとしても、彼には必要な行為だったのだと、深く理解する姿勢を彼に見せ続けることができたら、彼にとってかけがいのない永遠の女性になれます。
彼の思いを、彼の気が済むまで聞いてあげてください。
それが彼との関係を長続きさせる秘訣です。