石門星との付き合い方

石門星は五行の気でいうと木性の陰です。ですから木性の陽である貫索星の人とは同じ守備本能を持ちます。自分を守るための頑固をもっている、というのは共通しているのですが、石門星は陰なので、貫索星の人とは違う形で頑固さを出します。

木性の陰なので横に広がる草花の性質を持ちます。踏まれてもめげずにまた復活して、芽を出して花を咲かる強さとして頑固さを出します。貫索星の人は自分の主張を曲げることができない頑固さですが、石門星を持つ人(以下石門星人)は折れても復活する頑固さです。

そんな頑固さなので、外見は社交的で人付き合いが良く、いつもニコニコしていて、なんでも言うことを聞いてくれそうな人ですが、そうたやすく言うことを聞いてくれる人ではありません。聞き入れてくれたことがあったとしたら、それはたまたま石門星人がやりたかったここと同じだった可能性が高いです。

ツタが青々とした葉を広げて建物の壁をおおっているところを見たことがありますか?陰の木性というのは1本の樹として自己主張するのではなく、自己を増殖させて自己主張します。つまり自分の味方をたくさん増やしていって自分という存在を大きなものに見せるのです。

ツタは、自分を増殖させることができる場を自然に見つけます。つまり、自分の考え方や感性を受け入れてくれる環境であり、職場であり、サークルであり、人間関係です。自分が根付くと決めた環境で成長していくために、その環境にすぐになじみ、その環境にいる人から(特に上の立場にいる人)から好かれようと努力します。

自分を受け入れてくれるまでは、自分を折り曲げてでも相手に合わせるようなところがあり、所属する組織の中での存在を大きくするために、自己主張をおさえて、まわりに合わせます。そのような努力を忍耐強く続けることができる人です。

努力を続け、忍耐を重ねて自分の分身のような見方を増やしてから、石門星人の自己主張が始まります。家や壁を覆いつくして、自分色にすっかり変えてから、自分が本当にやりたかったことを始めるのです。

キーワードは仲間

石門星人の心の中にある優先順位の1位は、自分が所属する組織、仲間です。優先順位1位を家族にする人もいますが、大抵は職場や友人関係を優先します。恋人よりも家族よりも友人からの誘いを優先させるのは、増殖した自己を失う危機感が働くためです。

石門星人にとって恋人や家族は自分が手に入れたものとして、自分と同じという存在なので、仲間の為に自己を犠牲にするのと同じ感覚で犠牲にします。家族サービスを熱心にする状態なら、まだ手に入れた感覚が薄いのかもしれません。

恋人や家族をないがしろにしている、という意識は本人にはありません。大切なものと思って守っているつもりです。「友達と遊ぶのじゃなくて、たまには二人だけで遊びに行こうよ」と、貴方が言ったとしても「えっ?友達と一緒に遊ぶの嫌なの?」と自分のやり方を否定されて傷ついた、というような返事をします。

二人の間に深い溝があるような感じで寂しさを感じることもあると思いますが、愛情がないのではありません。キーワードが仲間、というだけなのです。貴方も、同志、友人、仲間、というスタンスを持つことができれば良好な関係をつくることができます。