心を持たない人って?
心ってなに?
心とは、感情や意思、思いやりというようなものです。そんな、人間として当然持っていいると思われる心を持たない人がいるのか。
ということが今日のテーマです。心を持っていない人はおそらくいないと思います。
でも、心の機能は人それぞれ違います。人によって顔が違うように、心も違うのです。
算命学で人の運勢や基本的な性格がわかるように、どのような心を持っているのかがわかります。
生まれた月の干支からみるのです。
生まれた月の干…精神的な世界での心
生まれた月の支…現実の世界であらわれる心です。
現実の生活であらわれる心、というのは十二支が持っている特徴からみます。
例えば、月支になるのが
「午」という十二支だとします
午の十二支を持つ人の特徴は、
外へ開いていく明るさと正直さがあり、内にあることを隠しておけずに、何事もオープンにして行きます。内面に、感情調整機能のようなものがないので、喜怒哀楽などには敏感に反応し、感情の波は荒くなります。
思いつめると鬱的症状にも陥ります。明るい時と落ち込みとの落差が大きいというのが特徴、というようなものです。
月支が午の人は、このような特徴を心に持っているとなります。
月支が自分の
天中殺の十二支と同じ時
自分の月支の十二支と、天中殺の十二支が同じ時、心に天中殺の影響があらわれます。
十二支の特徴がハッキリとはあらわれなくなるのです。
生月天中殺というものです。
宿命の中に天中殺の影響を持っている、ということになります。怖いものではありませんが、宿命のなかに天中殺の十二支を持っていない人とは違う心になります。
中身はおなじなのですが、あらわれるものが違うのです。心にフイルターがかかっているような感じになります。情、というようなものが少なくなる感じです。
人の気持ちを想像するとか、人の身になって考えるとかが苦手で、他の人がものすごく感情的になっているのを、冷静な目で眺めているような人になります。
一言でいうとクールな人です。
午だからクール、というのではないのです。月支の気持ちの場所に入る十二支が、その人の天中殺の十二支と同じになった時、影響がでるのです。
生月天中殺を
持っている人の役割
心が冷たいとか、人情に欠けるとか、そんな感じだとちょっと嫌な人に思えるかもしれませんが、生月天中殺を持っている人たちの人生には大切な役割が与えられています。
それは、感情に流されることが許されない状況を克服できる能力となって発揮されます。
わかりやすくいうと、外科医のお医者様とかですね。患者に感情移入しすぎてしまうと、メスで身体を切り裂くなんて、できなくなります。
お医者様の他にもたくさんの仕事があります。医療関係だと看護師さんもそうですし、警察関係も被害者に同情しすぎると加害者に乱暴してしまう危険がありますから、状況を正確に判断する冷静さが必要になります。
だから、彼が冷たいと悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度彼の宿命を見て、宿命月殺(月支が天中殺)がないか確かめてみてはいかがでしょうか?
冷たいと感じる原因を知ることで、安心できると思います。