禄存星との付き合い方


禄存星との付き合い方

陽占の中心星が禄存星

禄存星(ろくぞんせい)は土性の陽です。

たくさんの土のかたまりです。大きな木の根が大きな岩を割る、そのような働きを意味しています。

ですから、禄存星を持つ人は火を見たら水をかけて消したくなり、大きな太い木を見たらチェーンソーで切り倒したくなる。

そんな性質を持っています。

現実の生活で言いかえると、好みの女性を見ると声をかけたくなる。

困っている人を見ると助けてあげたくなる。たくさんのお金を動かして、社会的に認められるような働きをしたい人、ということになります。

本能としては引力本能です。

人でも、お金でも、評価でも、自分のもとに引き付けたくなる本能です。

本能としての働きなので引き付けるために惜しみなく努力します。

相手や対象に対しての理解力を深めて愛情を発揮します。

どんな人にでも優しさを提供できるサービス精神、困っている人のために、何とかできないかと心を痛めて頭を働かせる人です。

それって浮気?

サービス精神が旺盛で、あれこれ世話を焼くのが好きで、愛想がよくて、褒められると素直に喜ぶ可愛い人です。

ですが、引力本能とは、文字通りの本能なので目的は

「引き寄せる」

ということに集中します。

つまり、相手を自分の方に振り向かせて手元に引き寄せる、ということが目的なのです。

本能が求めるものはあくまでも

「引き寄せる」

という働きで

「手に入れる」

ではありません。

特にお金は「回転財」という意味をもつ禄存星の手元には残りません。

吐き出した分だけ入ってくる運勢を持っているので、手に入れたものを無意識のうちに手放したくなってしまうのです。

ゆえに、釣った魚にはエサはやりません。

家族には冷淡な面をみせます。

家庭を持って落ち着いたとたん、次の獲物を探してしまうハンター気質は一生なくならないでしょう。

そんな禄存星を彼にもったら、いつまでも追いかけられる獲物の要素を失くさないようにしましょう。

獲物でいる、ということはどういうことかというと、彼が知らない面を自分の中で育て、そのエネルギーを保つことです。

習い事や仕事で、自分が楽しめる世界をもって生き生きとその世界を楽しむといいでしょう。

彼に依存しなくても人生を楽しめる自分でいることが彼との関係を長続きさせるポイントなのです。