今年の仕事運と金運
2017年1月4日15時31分にご連絡いただいた方へ
鑑定のご依頼ありがとうございます。鑑定依頼内容は2017年の仕事運と金運ですね?
まずは、ご本人の宿命からみていきます。
あなたの日干は「壬」
壬は水性の陽で、大きな水、つまり海を意味しています。
壬という干を持つ人の特徴は、
内面の変化は激しく、やや短気なところがあります。規則や束縛を嫌い、自由を求めて冒険的な行動を好むところがあります。
意思の強い外柔内剛型で、人の言動に左右されない信念をもち義侠心に富んでいます。疲れを知らないタフな活動力があって、よく働き良く遊びます。
やや自信過剰ぎみで、自由に行動しがちですが、大きく道をはずれることはありません。押し出しもよく、計画立案の能力や問題解決の技量にもすぐれます。現象の裏を見抜く洞察力と知恵があり、本質をわきまえて物事を変化させます。瞬発力はあるのですが、粘り強さにはやや欠けます。あきらめるのも早いのです。
あなたの宿命では月干も同じ「壬」で、年干が「丁」になっています。算命学の占いでは、干と干の組み合わせで、特別なものがあります。
壬と丁は干合の関係です。
壬(水性の陽)と丁(火性の陰)は干合(かんごう)という特別な関係になって、干が持っている特徴が変化します。
壬は甲(木性の陽)に変わり、丁は乙(木性の陰)に変化します。
つまり、水性の特徴が木性の特徴に変化するという特別な位相法をあなたは宿命の中に持っているのです。
宿命の中に干合を持っていると、恋愛感情を持ったり、急に仕事が忙しくなったり、何かトラブルに巻き込まれた時など、性格が変わったように見えます。
自分の中の違う面が出てくる感じです。あなたの宿命にはその干合という位相法が2つも有るので、自分でも自分の性格をつかみきれないのではないでしょうか?
この干合という位相法は頭の回転を良くする働きがあるので、状況に応じた自分になれるという利点がありますが、他人からは理解してもらいにくい、というところもあります。
木性の特徴
では、干合作用によって、性格がどのように変わるか、ですが、木性の持っている特徴が性格に出てきます。木性の特徴をちょっと説明します。
木性は始まりの気をあらわし、自分が先頭に立ちたいという気持ちを持ち、プライドが高いことが特徴です。人に命令されることは基本的に嫌いです。
知識欲旺盛で勉強家の人が多く、情報を集めることが好きです。そして、自分が勉強して身につけたことを、わかりやすく形を変えて人に教えてあげることも大好きです。
古典やクラシックを好み、純真で純朴な心を持つ単純思考型タイプです。裏を読む、などの知略策略は使いません。ストレート、直球勝負タイプで、規則や規律を乱す人や、いい加減なことを嫌います。
木性の主な特徴はこんな感じなのですが、簡単にいうと、自分を守ろうとする気持ちが強くなります。自分を守るために知恵を働かせて問題を解決する、という働きになります。
2017年の仕事運
算命学という占いでは、運勢のベースになる大運にある位相法を重視します。2012年から10年間続く大運の5旬では、年支に律音というという位相法があります。この位相法が年支にある場合、人や状況を見る目に磨きがかかるようになります。
職場で改善したほうが良いと思うことが今まで以上にわかるようになり、自分と意見が合わない人、というのがくっきりとわかるようになります。
会社や仕事の問題点がわかり、自分の敵がはっきりとわかるようになる感じです。ですから、自分に合わないものから遠ざかりたいと思う気持ちが強くなる10年間です。
そんな感じをふまえて、2016年は天貴星という少年少女の純粋な気持ちのエネルギーで動く1年間だったので、不正を正したいとか、改善したいという気持ちが強かったと思います。
で、2017年なんですが、今年は天恍星という青年のエネルギーです。このエネルギーは「今、ここではない何処かに行きたい!」と現状や現実から飛び出して行きたいと思うエネルギーです。
今の職場から、仕事から、変わりたい!というお気持ちはよくわかります。でも、2017年は大運の月支(自分の気持ちをあらわす場所)に害という位相法があり、年運の日支(結果をあらわす場所)に害という位相法があります。
これは、簡単に言うと、
10年間の運気で言うと、自分の気持ち通りにはことが進みにくい。
2017年の運気で言うと、自分の思った結果にはなりにくい。
ということになります。
これで話がおわると、何のための占いか、ということになりますので、解決方法を提案させていただきます。
害という位相法は「自分の思ったことが通りにくい、結果が思ったことと違うようになる」という働きを持っています。
ですから、あなたが気にされている「仕事の異動希望が叶うか」という思いを逆手にとって「この職場に居たい!」「異動なんかしたくない!」と強く思いながら1年間を過ごすことで運勢が上手く回り始めます。
そんなこと思えない、という声が聞こえてきましたが、方法論でお答えしたのです。
算命学の占いでは、自分の思った通りに行かない運勢にいる時期は、人の為に自分の力を使う運勢である、という考え方をします。
情けは他人の為ならず 巡り巡って己が為
金 運
あなたは司禄星という蓄財の星を3つも持っているので、金運はあるといえます。コツコツ貯めて、自分の好きなことに大金を使う、という感じです。
司禄星がある場所が社会をあらわす年干支に2つあるので、社会生活や、親(父親)からお金をもらう運を持っています。
司禄星というのはあなたの宿命のなかでは「壬」と「丁」の関係です。
つまり水と火と関係です。水であるあなたが、社会や親の火を消す、という関係なので、上手に金運を手に入れようと思うなら、あなたが素直に社会や親からの恩恵を受け入れる姿勢を持つことだと思います。
小言と一緒にもらうなんてまっぴら、というより、ありがたく頂戴いたします。
という気持ちでいると、金運が良くなります。
基本的に子丑天中殺の運勢なので、晩年に向けて運勢は良くなっていきます。
長文お読みいただき、ありがとうございました。