他人から敵視されるように感じる

宿命の中の自分の存在

鑑定のご依頼ありがとうございます。人から敵視されるように感じるのは辛いですね。意地悪されるのも辛いですが「敵視」という気を感じるのは、身体にこたえます。相手に対して、言いたいことがあるならはっきり言えよ!という感じでしょうか?

敵視される感じ、という状況を想像すると「嫉妬」という感情がありそうです。敵視という気は相手に対してダメージを与えて弱らせたい、ということと同じだと思います。相手を弱らせたいと思うのは、自分よりも相手の存在が強いとか、大きい、と認めているようなものですよね。

だから、あなたのことを羨ましく思って意地悪している相手のことなんか、気にせず過ごすといいですよ、と言っても気になるからここに相談してくださったのですよね。

あなたの心が少しでも軽くなるように、相手があなたの中の何に嫉妬を感じているのか、探っていきましょう。

あなたの日干は「壬」で海をあらわしています

日干が壬の人の特徴は

① 自分に自信があり、規則や束縛されることを嫌う。

② 人の好き嫌がはっきりとしているのですが、自分の感情をあまり表に出さないので、何を考えているのか、人から理解されないことがある。

③ 1人で行動することを好む。

です。宿命の中に「自分をあらわす干」が3つもあります。ですから、自分というものがとても強くなります。

この図は宿命の中の干の量をグラフにしたものです。

本能グラフの各項目の平均値は20%で、守備本能という自分を守る本能の数値が53%と高くなっています。

それに比べて、引力本能は0%です。引力本能というのは、人を引き付けたい気持ちのことなんですが、それが0%ということで、あなたの中では他人の理解を求めていないのかもしれません。

他人から理解してもらいたいという気持ちが少なくて、自分を守る気持ちが多いから、他の人から見たらあなたは自分の周りに高い壁を作っている人、ということなのかもしれません。

行動動機のグラフでは各項目の平均値は33%です。自我の量が53%と多く、自分から行動することが少なくなっています。ですから、失敗をおそれて行動しないとか、何かをする時に自分の気持ちを優先して相手に押して付けたか、相手があなたの希望に従わなかった時に、相手との関係を終了させてしまった、とかが考えられます。

これらのことが、原因となって周囲の人があなたに対して「悪い気」を送ってくるのかもしれませんね。でも、今まで書いたことはあなたの性質であって、あなたが悪いわけではありません。

自分の意思が強く、自分がやりたいと思ったことに対してエネルギーを注ぎたいと思って行動しているだけなのに、非難される筋合いはないです。自分をわかってくれない人と付き合う必要はありません。

学校で、同級生が相手だとしたら、あなたを敵視する相手とは距離をもった関係を続けて行けば良いと思います。つまり、相手にしない、です。

あなたの宿命のなかに、あなたの才能が記されています。今からそれを探っていきましょう。

あなたの才能と可能性

あなたの宿命の日支「子」と月支「申」が半会の関係です。そして支の上の干が「壬子・壬申」と同じ干になるので、大半会という位相法になります。

半会というのは「違うものを1つにまとめて新しいものを生み出す」という作用があります。大半会というのは干が気持ちをあらわすので、「新しいものを生み出す+自分の気持ち」になります。

つまり、自分の中で別々のものを1つにまとめたいという気持ちが自然に起こり、まとめるということを達成させる才能を持っている、ということです。

別々のものを1つにまとめるとはどういうことかというと、たとえばあなたがサークルに所属していて、後輩と先輩がいたとしたら、サークルの中で先輩が決めた方針を後輩に上手く伝えて、サークル全体の意識を1つにまとめていく役割がピッタリ、というようなことです。

サークル内で、意見がバラバラになって雰囲気が悪くなりかけても、あなたが先輩から意見を聞き、後輩からも意見を聞き、2つの意見を自分の中でよく考えてから、先輩と後輩両方に納得してもらえるように話をまとめて、あなたから先輩と後輩に話しを持っていくと上手くまとまります。

そういう調整役というすばらしい才能を持っています。初めは上手く行かないかもしれませんが、もともと調整役という才能を持っているので、練習したらドンドンうまくなっていきます。

調整役の才能を使えるようになったら、他の人からのあなたに対する評価もあがります。あなただからこそできることにチャレンジしてみてくださいね。