離婚の原因
離婚しようか悩んでいる方のご相談を受けた時、
「離婚したくなるのは結婚した時期が悪かったからですか?」
と聞かれることがあります。
「なぜ時期が悪いと思うのですか?」
と聞いてみると、
「結婚したのがちょうど天中殺だったんです!」
というお返事がかえってくることがあります。
「結婚した時には何とも思わなかったんですけど、なんか最近、ちょっとしたことですぐにケンカになるし、ケンカになった後すぐには仲直りできないし…」
という感じで仲良くできない原因をさがしてネットをいろいろ見て、結婚するには良くない時期があるということを知って、心配になってのご相談です。
ご心配になるのも無理はないと思います。
ネットにはいろいろなことが書いてあるので、よく知らない人がみると不安を感じることがあります。
不安を感じていろいろ探していくと、怖いことが書いてあることを見つけてドンドン不安になっていく、という感じです。
確かに、算命学では天中殺の時期には結婚をスタートさせるには良くない時期である、としています。
でも、天中殺の時期に結婚をスタートさせるのは絶対にやめたほうが良いとは、私は思っていません。
天中殺の時期というのは確かに、結婚をスタートさせるには向いていない時期ですが、絶対に結婚しないほうが良いというわけではありません。
天中殺の時期に結婚しても何十年も仲良く暮らしているご夫婦もいらっしゃいます。
すべての人にあてはまるものではないのです。
天中殺というのは、6種類しかないので6人に1人は同じ天中殺になります。
天中殺の時期になったときに、すべての人に良くないことが起きるわけではありませんし、天中殺というものを知らずに普通に生活している人のほうが多いと思います。
よりよい生活のために時期を選んで生活していくのは一つの手段ですが、過去のことはあまり気にしすぎないほうが良いと思います。
なにより、結婚してしまった後なのですから、過ぎたことを気にして立ち止まって考えすぎるのは時間がもったいないと思います。
取り返せない過去のことを気にするよりも、今の状態を改善するためにはどうしたらいいのか、ということを考えるほうが時間の使い方としては建設的です。