こんにちは、ねうしです。今回の公開鑑定のご依頼は、
「私を理解する能力が高かった人と、算命学的に縁があるか、ないか、見て頂きたい」
という内容です。
公開鑑定のご質問
2009年から2014年に在籍していた
会社の人です。
特に好きとかの感情はなかったのですが
私を理解してくれる人が少ない中
いちいち言わなくても、理解する能力が
高かった人です。
今は音信不通ですが、私がどうしよもなく
落ち込む時、思い出す人なので自分でも
不思議です。彼は結婚してません。
算命学的に私と縁があるか、ないか、見て頂きたいです。
ドラゴン さま
私はどういう人間?
ドラゴンさんの誕生日の干支を五行におきかえると、上のような絵になります。
山の上に木があり、海の上にも木があります。山のふもとに草花があり、街灯の明かりが見えます。
つまり、誕生日の干支を五行におきかえると「木性が3個、火性が1個、土性が1個、金性が0個、水性が1個」と、なっているのです。
木性が3個
季節は春で、木性が強くなります。
木はまっすぐ上に伸びていきたい性質と向上心を持っています。春の木は強いエネルギーを持っているのですが、根元に水がある木は、流動的な水の影響をうけて、興味関心のうつろいやすさにつながります。
山の頂上に生えている木は、成長に適した良い環境に恵まれる運を持っている、とみます。太陽のような公平な心と明るさを心がけていると、自分の能力をうまく活かして、好きなことで生きていけるようになります。
そして、草花は横に広がりたい性質を持っています。春の草花は強いエネルギーを持っているので、興味を感じたことはやってみたくなるでしょう。地面に広がる草花は、ふまれても起き上がる、ねばり強さを持っています。ダメと言われるとよけいにやりたくなる、という感じでしょうか。
火性が1個
明かりは、すべてを照らす太陽の光とは違い、照らすものは限定的です。興味を感じたもの。好きな人。好きなものなど、限られたものだけを照らします。
大切にしたいと思えるものや、情熱を注ぎたいと思えるものに出会えたとき、明かりは光り輝くようになります。
土性が1個
山は、時間をかけて山になっていきます。自分に自信が持てるようなものをコツコツと積み重ねて山にしていくのです。山が小さいうちは不安を感じることもありますが、いろいろな経験、勉強を続けることで、どっしりとした存在感を身につけることができ、運気が安定します。
四季折々で山の姿が変わるように、年代によって付き合う人や、環境は変化していきます。
金性が0個
金性が0です。ドラゴンさんの誕生日の干支の五行では、木性が3個、火性が1個なので、金性がないと、木を切って火の燃料にすることができません。木を細かく切って燃えやすい状態にするための金性がないので、木性を活かすことが難しい、と考えるのです。
ドラゴンさんは木性の人なので、人に何かを頼まれた時に、
「なぜ私がしなくちゃいけないの?」
と、頼まれた理由がわからないとできない、と、思ったことはないでしょうか。納得できないことは、できない、やりたくない、という感じでしょう。
水性が1個
水性は理性をあらわします。海という大量の水は、山という大量の土によって安定しています。
知的好奇心が旺盛で、興味を感じることは何事も学んで吸収することができます。
ドラゴンさんの五行バランス
ドラゴンさんの誕生日の干支の五行バランスは、このようになります。十二支の蔵干の五行も加えた数値になっています。
ドラゴンさんは木性の人なので、木性を中心にして、緑色の矢印で示す相生関係と、赤い色の矢印で示す相剋関係をあらわしています。
中央の木性の数値が一番多いので、騰蛇型となります。騰蛇型は自分が一番強くなるので、人から影響を受けることは少ないでしょう。
やりなさいと言われても、自分がやりたいと思わなければやらないし、助けを求められても、助けたいと思わなければ助けません。まとわりついてくる人とは距離をとります。
意志が強く、自分の力で人生を切り開いていくタイプです。
ドラゴンさんが求めるもの
ドラゴンさんの陽占の星の五行の流れで、ドラゴンさんが求めているものをみていきます。
気は、玉堂星(水)から水生木で、貫索星(木)と石門星(木)に流れ、木生火で、調舒星に流れて、止まります。
陽占の流れが調舒星で止まる人は、他人との付き合いを避ける傾向があります。他人との付き合いのために自分の時間を使うことが無駄に思えたりするのです。
自分が求めるもののためだけに時間や労力やお金を使いたいと思います。
つまり、ひとりで推し活をできることが幸せ、という感じです。
会社の人はどういう人間?
会社の人の誕生日の干支を五行におきかえると、上のような絵になります。
熱く乾いた大地があり、鉄鉱石を内部にもつ山があり、宝石が大地の上にあります。
つまり、誕生日の干支を五行におきかえると「木性が0個、火性が0個、土性が4個、金性が2個、水性が0個」となっているのです。
五行のバランスはかたよっている状態です。
木性が0個
木性には、宝石が土の中に沈んでしまわないよう、土に含まれている水分を吸い上げる働きがあります。宝石にとってありがたい働きをしてくれる木性が無いので、自分が沈んでしまわないよう、社会の中で埋没してしまわないように、目的意識を持って生活することが大切です。
火性が0個
火性は、鉄鉱石を溶かして道具に変えるための熱源になり、宝石を輝かせる働きをします。社会で役立つ人になるため、魅力的な存在感を身につけるための火性がないので、無欲になりがちです。
無欲で、社会的な評価や人気を強くは求めないのですが、会社の人は宝石の人なので、美しくありたい、というプライドを持っています。
汚れ仕事や、不正や、悪事に染まることを嫌い、自分の信念にそった生き方を好みます。
土性が4個
土性が4個というのは、忍耐強さをあらわしています。自分の意思にそわないことでも、少々のことなら我慢できます。でも、基本的に、宝石の人はプライドが高いので、自分の存在をないがしろにされるとか、馬鹿にされるようなことがあると、地味な姿勢から一転して攻撃にまわるようなところがあります。
夏生まれの土性は、精神的な試練をいくつも乗り越えることで生きやすくなる、という特徴があります。五行のバランスがかたよっているので、得意分野を見極め、専門的な仕事に取り組むことで開運していきます。
金性が2個
山の中の鉄鉱石と、大地の上にある宝石と、金性は2個あります。2個あるのですが、土性が4個と多いので、土のなかに埋没してしまう可能性があります。
木性があると、土を剋して力を弱めてくれるので、鉄鉱石が浮かび上がりやすくなるのですが、木性はありません。
誕生日の干支に足りない五行、この場合は木性ですが、後天運でおぎなえることがあります。寅年とか、うさぎ年とかの、木性が強くなる時期に人との交流を増やし、自分の味方になってくれる人を作ると良いでしょう。
五行のバランスがかたよっている人が他人と付き合うには、社会的な一般常識やモラルを意識しながら他人と付き合うようにすると、友好な関係をつくることができます。
水性が0個
会社の人は夏生まれなので、夏の影響を受けます。夏の熱は土から水分を奪います。土から水分が無くなると、風に吹かれて舞い上がり、砂嵐となって視界が悪くなります。
つまり。土性があるのに、水分が無いという状態は、ときに、見えているものが認識できなくなって、冷静な判断が難しくなる、ということになります。
大切なことほど、時間をかけて判断するような慎重さが必要、となります。
会社の人の五行バランス
会社の人の誕生日の干支の五行バランスは、このようになります。十二支の蔵干の五行も加えた数値になっています。
会社の人は金性の人なので、金性を中心にして、緑色の矢印で示す相生関係と、赤い色の矢印で示す相剋関係をあらわしています。
中央の金性を生み出してくれる土性の数値が一番多いので、玄武型となります。
自分を生み出してくれる土性が多いので、助けられることが多くなります。困った状況になると、人から救いの手が差し伸べられて問題が解決したり、問題がこじれる前になんとなく解決したり。
困難があっても、どん底には落ちない運の良さを持っているタイプです。
会社の人が求めるもの
会社の人の陽占の星の五行の流れで、会社の人が求めているものをみていきます。
気は、玉堂星(水)と龍高星(水)から、水生木で、石門星(木)に流れて、止まります。
この、気の流れの特徴は、比和になる関係が多く、剋の関係になる流れが無い、というところです。
比和とは、意識する関係であり、対等であることを求める関係です。つまり、自分の努力や熱意の込め方を、相手にも求める関係になるのです。
ですので、会社の人は、自分に指示を出す立場の人や、身近な親族、世の中のいろいろな人に対して対抗意識を持ちやすい、ということになります。
剋の関係になる星が無い、ということは、剋されることで磨かれる星の才能が表面化しにくい、ということになります。
気の流れが止まる石門星は、自分の目的を達成するための手段として人と付き合いができる、という意味になります。
すべての人を敵に回しても、目的を同じくする同志と共に戦う、という感じですね。
今までにない、新しいものを生み出す可能性を持っている、とも言えそうです。
ドラゴンさんと
会社の人の算命学的な縁
会社の人と干合の関係になる
ドラゴンさんの誕生日の干支の中にある「甲」と、会社の人の誕生日の干支の中にある「己」が、干合の関係になっています。ドラゴンさんの「甲」は2つあるので、二重干合となります。
干合の関係になる人と出会うと、気持ちが変わることがあります。干合が二重になる場合、気持ちの変化は大きくなります。
干合で起きるドラゴンさんの気持ちの変化
甲と己が干合すると、甲は戊という土性に変わり、土性の本能である引力本能が強くなります。
戊の引力本能が強くなると、人に認められたいとか、人の役に立ちたいとか、自分の実績やすぐれたところをアピールして、自分の存在感を示したくなります。
ドラゴンさんは、誕生日の干支の五行の中に、土性をお持ちなので、人から評価されたい、という気持ちはもともと持っていらっしゃいます。
もともと持っていらっしゃるけど、関わる人を選ぶ気持ちの方が大きいので、ご自分の評価を上げるための活動には気が乗らなかったでしょう。
でも、会社の人と出会った後、
「やっぱり、正当に評価して欲しい」
という気持ちが強くなり、
「今までの取り組みを正当に評価してもらうためには、人間関係を円滑にしよう」
という気持ちに変化したのではないでしょうか。
干合で起きる会社の人の気持ちの変化
己の人は干合しても己のままです。
己はもともと土性であり、持っている引力本能もそのまま持ち続けるのですが、甲の影響を受けて考え方や行動に柔軟性があらわれるようになります。
ドラゴンさんが持っている「甲」と会社の人が持っている「己」が干合の関係になっても、会社の人の気持ちに変化はありません。「己」は「己」のままです。
でも、ドラゴンさんが持っている「甲」は、木性の影響を会社の人に及ぼすことになります。
ドラゴンさんの木性の影響を受けて、会社の人は、社会の中での自分の立ち位置を意識し始めたと思われます。
五行のバランスがかたよっていて、まわりの人に対して対抗意識が強く、価値観が同じか、目的が同じ人としか一緒に走れない人なのに、ドラゴンさんの木性の影響を受けて、
「足場を固めて、しっかりと評価されるような仕事をしよう」
と、行動が変化したと思われます。
ドラゴンさんの後天運の影響
ドラゴンさんが気になっていらっしゃる会社の人の在籍期間は、2009年から2014年ですね。
ちょうどその頃、ドラゴンさんの誕生日の干「丁」と、ドラゴンさんの10年運気の干「壬」が干合になっていました。
壬と丁が干合すると、丁は乙という木性になり、木性の本能である守備本能が強くなります。
自分を守る、自分が所属する組織を守るための意識が強くなりますが、考え方が柔軟になり、自分の意見や主張を押し通さず、他人と折り合いをつけることができるようになります。
会社の人と出会った頃、ドラゴンさんは、他人に対して心を開きやすくなっていた、と思われます。
会社の人がドラゴンさんと出会ったとき、おそらく、ドラゴンさんに対して自分と同じような資質を持っている人だと感じたでしょう。
人に対して、素直になれない、自然にふるまえない、など、いろいろな共通点を見つけたと思います。
そして、ドラゴンさんが人に対して心を開こうとしている姿を見て、
「自分も人と折り合えるようになるかも」
と、感じたのかも知れません。
ドラゴンさんと会社の人との算命学的な縁
ドラゴンさんと会社の人、お二人の縁を算命学的に考えると、
と、いうような感じの、縁があります。
以上で回答は終了です。
公開鑑定のご利用ありがとうございました。