【甲】の特性

甲(こう)は木性の陽で樹木を象徴する気となっています。
方位は東方、季節は春、色は青色という意味があります。

木性は始まりの気を表し、自分が先頭に立ちたいという気持ちを持ち、プライドが高いことが特徴です。人に命令されることは基本的に嫌いです。

知識欲旺盛で勉強家の人が多く、情報を集めることが好きです。そして、自分が勉強して身につけたことを、わかりやすく形を変えて人に教えてあげることも大好きです。

古典やクラシックを好み、純真で純朴な心を持つ単純思考型タイプです。裏を読む、などの知略策略は使いません。ストレート、直球勝負タイプで、規則や規律を乱す人や、いい加減なことを嫌います。

目的が定まると、前だけを見て直進します。あれこれやれない不器用さがありますが、その不器用さゆえに人からの信頼を集め、人気者になる素質を持っています。

まっすぐな樹木というイメージは人間性やその姿にも表れていて、姿勢の良い、立居振舞の美しい人が多いです。

【乙】の特性

乙(おつ)は木性の陰で草木や果実などを象徴する気となっています。
方位は東方、季節は春、色は碧色(透き通った青)、春の草木が持つ緑色という意味があります。

乙には二つの姿があって、ひとつは忍耐強く地味な努力で土の中から芽を出した双葉。もうひとつは、蔓(つる)に代表されるように、他のものにからみついて伸びて行く姿です。

どちらの場合も一気に物事を完成させるというのではなく、小さい積み重ねを行っている過程、という意味があるので、挫折があってもはい上がる根性を持っている忍耐強い努力家です。踏まれてもまた芽を出す雑草の強さです。

始まりを意味する木性ですが、乙は木性の陰なので、自分が先頭切って新しいことをするのは苦手です。何かを始めるときにはまず人に意見を求めます。人の意見を取り入れながら、相手を活かして自分も活きるような行動をします。

協調性はあるのですが、気弱で神経質な一面があり、おおらかな社交性ではありません。自分が尊敬する人か、自分の事を評価してくれる人からだけ意見を聞きたいと思うようなところがあり、場合によっては人から言われたことで、自分の考えを変えることがあります。

激しい環境では、自分を活かせないので、安定と平和を好み、内面に心の不安をかかえているので、時には集団を離れて、一匹狼的生き方を選択することがあります。

【丙】の特性

丙(へい)は火性の陽で太陽を象徴する気となっています。
方位は南方、季節は夏、色は紫赤(紫がかった赤)、太陽をイメージさせる色、という意味があります。

自ら光を放つ気なので、前向きで、マイペースです。脚光を浴びて当然、という気持ちがあって、地味な忍従は我慢できません。熱い気持ちと若い意志力のエネルギーなので、やろうとしていることを止められたり、人から命令される事を嫌います。

火性には変化という意味があるので自己主張をしなくても、周囲には大きな影響を与えます。気持ちが率直に顔に出たりするのですが、あまりにも自然でストレートなため、戸惑いながらも周囲は受け入れて行くことになります。

本質的な若さと勢いがあり、一方的に意見を押しつけるようなところがあるのですが、傲慢さはなく、あくまでも自然な主張、と相手に感じさせるようなテクニックを持っていて、身勝手さを純粋な子共の可愛さのように見せることが出来る、魅力的な愛されキャラです。

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【丁】の特性


丁(てい)は火性の陰で灯火を象徴する気となっています。
方位は南方、季節は夏。色は淡紅(紅が薄い、黄色がかった赤)、ローソクがもつイメージの色、オレンジ色という意味があります。

丁は火性なので強さと勢いを持っているのですが、陰なので、勢いが表面に出ることは少なく、内側に入って情熱的な性質になります。傷つきやすくて、傷つけられると過剰に反応して、相手に対して強く反撃し、あとで後悔するようなところがあります。本質的には、お人好しとも言えるほどの優しさを持っている人ですが、誤解されやすい人と言えます。

正義感は強く、善悪でものごとを判断する傾向があり、利害にこだわることを潔しとせずに、筋を通すことを大切にします。義理人情に厚く、のめりこむような愛情も持っていて、楽天家の一面と苦労性、心配性の両面があって、情緒は不安定です。大事なところで弱気になって、チャンスを見送ったりすることもあります。

知的好奇心が旺盛で、感受性は鋭く、技芸に通じるようなセンスの持ち主です。繊細な感性は、人を見る眼、物を見る眼として発揮されます。時に感情が制御不能になることがありますが、通常は穏やかで温かい人です。

【戊】の特性


戊(ぼ)は土性の陽で山を象徴する気となっています。
方位は中央、色は黄色。土性は季節の中間で、中央という意味があります。

神の住む山、という気なので自分の考えや価値観を外すことはできません。その枠がリーダーシップになることもありますが、自分の思考パターンを抜け出せない思い込みにもなります。そのために、大事なことを見逃してしまうこともあり、時には無駄な努力や見当違いの努力で消耗することもあります。

自信家で、説得力や包容力があり、人間関係も上手にこなします。環境への対応力もあって、責任感も強く、忍耐強い努力で信頼を得ます。少々のことでは根をあげない性格で、長い時間をかけて目的を達成します。

精神的には頑固な山ですが、バランス感覚に優れてセンスも良好。面倒見もよく、人心を把握してまとめる力をもっています。負けず嫌いなので万事手落ちなく行い、困難が大きいほど闘志を燃やすでしょう。

性的な衝動もあって、異性を引き付ける愛情の持ち主です。ただ、相手の欠点が見えてしまったり、思ったほどの相手じゃないと、急に冷めてしまうこともあります。基本的には平和型・守備型で、あるべき状態に対して頑固にその状態を守ろうとします。

頂点に向かって成長する大器のため、幼少期に苦労が多いことも特徴です。中盤から後半に向かって、花開くような運を持っています。

【己】の特性


己(き)は土性の陰で大地を象徴する気となっています。
方位は中央、色はベージュ。土性は季節の中間で、中央という意味があります。

土性の陰なので、固めるという役割意識を持ってバランスを大切にする人になります。極端に走らず中庸を考え、神経質で細かいところまで気を配ります。きれい好きで潔癖症の性向もあります。表面は穏やかで人当たりも良いのですが、内面は剛直で人と妥協することを好まない頑固さを持っています。

臨機応変に対応することが苦手で機敏な行動力はありませんが、一度目標を定めると几帳面にコツコツとやり遂げる忍耐強さがあります。器用で研究心も旺盛、蓄財の才もあり、理性的な判断力も持っています。人を育てたり、教育したり、面倒見の良い人情家です。

愛情豊かで人から好かれやすい庶民性があり、孤独を嫌う社交性があるため人付き合いは多くなります。普段は温厚ですが、何かあると感情的になって手段を選ばず突っ走ることもあります。

純真で嘘がいえない性格なので、本気の恋に落ちるとかなりのめり込むでしょう。が、なぜか、異性運は良いとはいえず、独身で通したり、結婚しても家族のために働くようになりがちです。

【庚】の特性

庚(こう)は金性の陽で金属を象徴する気となっています。
方位は西方、色は白色、または蒼白(薄いブルー色)。季節は秋という意味があります。

硬直した現状を新しい形に変化させる役割を持っているので、自分は変化しません。人の指図や命令は嫌い、拘束感の強い環境も苦手です。しっかりとした自我と合理的なものの考え方をします。頭の回転も速く、力も能力も高いものがあります。戦いにも強いでしょう。平和な環境よりも、波乱動乱の世界のほうが力量を発揮できます。

人前では本音を現さずに柔軟な態度で接しますが、複雑な人間関係や入り組んだ情の世界を好まない傾向を持ちます。
スケールは大きく、細かい神経を使うことは苦手、人にわずらわされることも嫌います。

友人なども深い付き合いにならず、限られた人で満足します。感受性は強く、人情味も豊かですが、あまり意思や感情は表には表しません。理性的で淡白な傾向があるので、冷たい感じを与え、損をすることもありますが、逆に、それが魅力となって人を引き付けることにもなります。

理想主義者の側面と、自然を愛し文芸や美的なものに憧れを抱くような二つの面があります。恋愛もどちらかというと淡白傾向ですが、ロマンティストの側面があり、映画のような恋を夢見がちで、案外早く結婚するケースが多いようです。

自分の感性と感覚で行動するので、周囲の状況を無視したり、時には自分の考えを相手に押し付けたりもありますが、責任感も強く、役割のためには情にとらわれず、思い切った決断を下し、変革を断行する勇気と行動力があります。

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【辛】の特性


辛(しん)は金性の陰で宝石を象徴する気となっています。
方位は西方、色は白色、または淡白(薄い白色)。季節は秋という意味があります。

辛の人はやや神経質で鋭い感性と職人的な資質を持っています。人や物事の本質を瞬時に見抜き、鋭く状況を判断して対処するような、瞬間的思考をします。

活動的なことよりは研究心をもって、工芸品や楽器、音楽、芸能関係に取り組むことに魅力を感じるでしょう。 内面には金属質特有の怜悧さもあって、身内からも理解されないような孤独感が潜在します。

自分に都合のよい考え方をするところがあり、夢や理想のために、遠回りをしたり、空振りに終わるような努力をしてしまったり、せっかくのチャンスを逃すこともあります。

また、根気と体力に欠けるところがあって、転職や転居が多くなるでしょう。個人プレー型なので、団体行動や組織を動かすような社会活動力は弱く、金儲けなども苦手と言えます。サリーマン・OLでも、それなりの出世はできますが、一芸一技をもって苦労覚悟で生涯の仕事、とすることを見つけることができれば大成することも可能です。

親切で誠実なので対人関係も無難にこなし、信用を得て人脈を広げます。自意識は強く他人に影響されたり左右されることは好みません。あくまでもマイペースで人に深入りはしません。

おとなしくて、案外小心、神経質で疑い深い傾向もあります。必要以上に我慢してしまい、ストレスをためこむこともしばしば起こります。意識して休息を取ると、病気を遠ざけることができます。

【壬】の特性


壬(じん)は水性の陽で海を象徴する気となっています。
方位は北方、季節は冬。色は黒色、夜をイメージさせる色という意味があります。

大きな水である海の性質を持っているので、内面の変化は激しく、やや短気なところがあります。規則や束縛を嫌い、自由を求めて冒険的な行動を好むところがありますが、方向が定まると方向転換し難い面があります。

意思の強い外柔内剛型。人の言動に左右されない信念をもち義侠心に富んでいます。疲れを知らないタフな活動力があって、よく働き良く遊びます。

やや自信過剰ぎみで、自由に行動しがちですが、大きく道をはずれることはありません。押し出しもよく、計画立案の能力や問題解決の技量にもすぐれます。現象の裏を見抜く洞察力と知恵があり、本質をわきまえて物事を変化させます。瞬発力はあるのですが、粘り強さにはやや欠けます。あきらめるのも早いのです。

人の好き嫌いがはっきりとしていますが、清濁合わせのむ思考をします。喜怒哀楽の表情に乏しく、自分の感情の表現力もそれほどないので、外からは何を考えているかわかりにくいでしょう。周りに理解者が少なく孤軍奮闘となりがちです。

割合単純に親の勧める縁談で結婚したり、第一印象の好感度で結婚したりします。そのため、結婚後に見込み違いで苦労するケースが多いでしょう。

結婚相手は身体壮健な働き者が良いです。優柔不断者やロマンを追い求める現実味のないようなタイプは合いません。慈愛や愛情は豊かで家族や特定の人にはよくつくします。

ただ、愛情は一方的なので、精神的には不器用さがあり、恋愛結婚では苦労します。性欲はかなり強いほうで多情多感、浮気もあり、のタイプです。清貧でも衣食住には不自由しない生活を保てる福運を持っています。

【癸】の特性


癸(き)は水性の陰で雨露を象徴する気となっています。
方位は北方、色は黒色、または海水にして緑、暗緑色、濃緑

全体を推し量るという性情があるので、時間をかけ少しずつ考えを深めて行きます。 あれこれ手を広げるのではなく、ひとつのことを垂直に思考します。視野は広く、いろいろなことに気が付いて、沈着冷静に行動する性格です。急激な変化を好まず組織や環境の流れの中で生きていこうとする傾向があります。

奉仕的性格で、穏やかな感じを受けますが、実際は怜悧な思考をします。あまり積極的に人と関わることは好きではないでしょう。競争の厳しい社会はストレスを感じやすいので、今を守るような保守的傾向になります。

他人の意見を聞く度量は小さく、人情の機微にはやや疎いところがあります。研究心は旺盛で、頭の回転も速く、機知が働き、人に出来ないことをやれる能力の持ち主。愛情面は淡白ですが、色情は強いほうです。

スムーズに事が動いている時は良いのですが、厳しい現実には弱さが出ます。困難や労力が重なって耐えられなくなると、あっさり放棄することがあります。

結婚生活でも、苦労が続くと体調を崩したり、逃げ出したくなります。結婚では、複雑でない家庭や重労働を要求されない相手を選択するようになります。

玉の輿願望のようなものが潜在します。安全に重きを置くので、未来に対して漠然とした不安や恐れを抱くことがあります。

自分で積極的に運を開拓する力は弱く、信頼のおける人についていって、持ち前の発想力と誠意を認められて伸びていくという気質です。清閑を好み孤立しても特に寂しさは感じない強さを持っています。

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